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小児科|すこやかこどもクリニック 三ツ境|瀬谷区三ツ境の小児科

Pediatrics

小児科

小児科でよくみかける症状や病気についてまとめました。参考にしていただければと思います。特に育児について、最近は周囲に相談できる人がおらず、悩んでいる方が多くいらっしゃいます。何かご不明な点や心配なことなどがございましたら、お気軽にご相談ください。

発熱

子どもの発熱の原因の多くは感染症によるものです。一般的には37.5度以上を発熱と考えます。乳幼児では熱がこもりやすく、熱が高く測定されてしまうことが多くあります。感染症の原因となるウイルス等の病原体は熱に弱く、抵抗力を高めるために発熱をします。高熱が出ると、脳への障害を心配されるご両親が多くいらっしゃいます。しかし、発熱だけが原因で脳に影響を及ぼすことはありません。

どのような時に受診すればいいですか?
  • 水分の摂取ができず、半日以上尿がない
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 顔色が悪い
  • 呼びかけに反応が弱い、など
解熱剤はどのように使用すればいいですか?
解熱剤は根本的な治療にはなりませんが、機嫌が悪い、つらくて水分がとれない、眠れないなどの場合には症状緩和のために使用してもいいと思います。ただし、解熱剤を使用してもあまり熱が下がらないこともあります。
発熱した時、抗菌薬は必要ですか?
基本的には必要ありません。小児の感染症の原因の80~90%はウイルス性です。ウイルスには抗菌薬は効果がありません。効果がないばかりか、薬が効きにくい「耐性菌」を増やしてしまいます。ただし、一部の病気で抗菌薬を使用する時もあります。治療方針で不明なことがあればいつでもご相談ください。

鼻水・鼻づまり

鼻水や鼻づまりの原因として、主に感染症とアレルギーがあります。一時的な症状であれば感染症、症状が長引いたり、毎年同じ時期に症状が出現するのであればアレルギーが考えられます。

乳幼児は主に鼻で呼吸しています。乳幼児は鼻の通り道が狭く、鼻水により容易に鼻づまりを起こします。鼻が詰まると呼吸が苦しくなり、母乳やミルクの飲む量が減ったり、眠りが浅くなることがあります。

どのような時に受診すればいいですか?
  • 鼻汁や鼻づまりの症状が続いている
  • あまり寝れていない
  • 苦しそうな呼吸をしている
  • 食欲がない、など

嘔吐・下痢

発熱、嘔吐、下痢といった症状が揃う時には、感染性胃腸炎の可能性が高いと考えられます。発熱や嘔吐の症状で始まり、その後下痢の症状が出てくるといった経過をたどることが多いです。下痢は数日間続くことがあります。

どのような時に受診すればいいですか?
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 水分摂取ができない
  • 半日以上、尿がでていない
  • 血便が出た、など
水分の摂取はどのように行えばいいですか?
嘔吐した直後に水分を摂取すると、また吐いてしまうことがあります。少なくとも1~2時間はお腹を休める必要があります。水分を開始する際にはティースプーン1杯程度からとし、問題なさそうであれば徐々に量を増やしていきます。

咳の原因の多くは、風邪などの呼吸器感染症です。長引く咳嗽の時は気管支喘息や副鼻腔炎なども原因として考えます。また突然の咳の場合には異物誤飲やアレルギーが原因になっていることもあるので、注意しましょう。

どのような時に受診すればいいですか?
  • 鎖骨の上や肋骨が凹むような呼吸をしている(陥没呼吸)
  • ぜいぜいするような咳
  • ぐったりしている
  • ケンケンといった犬吠えるような咳
  • 咳き込んで眠れない、など

溶連菌感染症

どんな病気ですか?
溶連菌という細菌がのどに感染して、発熱やのどの痛みが起こります。イチゴ舌(舌にイチゴのようなつぶつぶができる)や腹痛、体や手足に発疹ができることもあります。4~10歳の学童に多くみられます。繰り返しかかることがあり、大人にも感染します。
診断はどうやって行いますか?
溶連菌の疑いがあればのどの検査を行います。検査の結果は数分で出ます。
治療法はどうですか?
溶連菌の診断がついたら抗菌薬による治療を行います。多くは1~2日程度で解熱し、のども痛みも和らぎます。
溶連菌を確実に退治し、合併症を起こさないために医師の指示通りに薬を飲む必要があります。一般的に処方する抗菌薬であれば10日間内服することとなります。
幼稚園・保育園・学校はいつから行けますか?
抗生剤を飲んでから24時間が経過して、熱が下がっていれば登園・登校をすることは可能です。

突発性発疹

どんな病気ですか?
ヒトヘルペスウイルス(6型、7型)による感染症です。生後6ヶ月頃から2歳頃までのお子さんがよくかかります。突然の発熱が3~4日続き、熱が下がるとともに体幹を中心に発疹が出現します。発疹は2~3日で消失します。初めての発熱がこの感染症ということもよくあります。
診断はどうやって行いますか?
解熱後に発疹がでるという臨床経過で診断します。
治療について教えてください
突発性発疹に対する治療はありません。症状に対する対症療法を行います。

クループ症候群

どんな病気ですか?
様々なウイルスが原因となり、のどの奥にある「声帯」という声を出すところが腫れて、特徴的な咳が出る病気です。3歳までの子どもによくみられます。咳は「犬が吠えるような咳」や「オットセイの鳴くような咳」などと表現されます。のどの腫れが強いと息が吸いにくくなり、呼吸が苦しくなる時もあります。
治療法について教えてください
病院では吸入薬を使用したり、ステロイドの内服を行います。症状が強い場合には入院することがあります。外出して、外の冷気を吸うことにより症状が改善することがあります。

みずぼうそう(水痘)

どんな病気ですか?
みずぼうそう(水痘)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。発熱に加え、水ぶくれを伴った発疹が全身に出ることが大きな特徴で、強いかゆみを伴うことがあります。空気感染であり、とても感染力の強い感染症です。多くは生後6ヶ月~4歳頃に感染します。
治療法について教えてください
症状が強い時には水痘・帯状疱疹ウイルスに対する、抗ウイルス薬を処方します。発症から72時間以内に内服を開始いないと効果が期待できないため、症状が出現したら速やかに医療機関を受診することが大切です。「アスピリン」というお薬を服用している場合、ライ症候群(急性脳症などを起こす病気)をおこす可能性が高まると言われており、薬の服用を中止する必要があります。
緊急ワクチン接種とは何ですか?
みずぼうそうの子と接触してから3日以内にワクチンを接種すれば、みずぼうそうの発症を予防できる可能性があります。2回のワクチンを行っていない場合にはご相談ください。
幼稚園・保育園・学校はいつから行けますか?
水泡が全てかさぶたになってから登園・登校が可能になります。

手足口病

どんな病気ですか?
主に夏に流行するコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症です。口の中や手のひら、足の裏などに水泡ができ、時に発熱を伴うこともあります。また、口の中が痛くて食事やミルクの飲む量が減ってしますこともあります。ほとんどの感染者は数日で症状は改善します。
治療方法はありますか?
手足口病に効果的な薬はありません。口の中が痛いので、熱いもの、すっぱいもの、塩辛いものは避け、冷たくてのど越しがいいものを与えてください。水分を飲ませる場合には少量を頻回に与えるのがコツです。
幼稚園・保育園・学校はいつから行けますか?
元気で発熱なく、食欲も改善していれば基本的には登園・登校はできます。ただし、登園・登校の基準はそれぞれの園や学校によって異なることがあり、確認することが必要です。

急性中耳炎

どんな病気ですか?
5歳までの子どもに起こることが多く、細菌やウイルスが鼓膜の奥の中耳と呼ばれる場所に入り、炎症を起こす病気です。かぜをきっかけに起こることが多く、風邪をひくと鼻の中にウイルスや細菌を含む鼻汁が溜まることがあります。それらの汚い鼻汁が耳管という管を通って耳に入り、中耳炎を起こします。発熱や耳を痛がったり、耳だれなどの症状が出ます。乳幼児であれば、急に泣き出す、しきりに耳を触る、首を振ったりします。
治療方法について教えてください
症状と鼓膜の状況から軽症、中等症、重症の判断をします。自然に治ることもあるため、軽症ではまず経過観察を行います。中等症や重症では抗菌薬を使用することがあります。症状が強い場合には鼓膜切開を行います。当院では髙畑耳鼻咽喉科と連携していますので、症状に合わせて受診を推奨させていただきます。
ご自宅で痛みが強い時には、氷水を入れたビニール袋などで冷やしてあげることが効果的です。鼻がかめない場合には細めに鼻汁を吸ってあげることも大切です。
幼稚園・保育園・学校はいつから行けますか?
熱が下がり、痛みが落ち着いていれば登園・登校は可能です。ただし、プールにいつから入るかは症状によって考慮するので、ご相談ください。

RSウイルス感染症

どんな病気ですか?
RSウイルスによる感染症です。発熱、鼻汁、咳嗽を伴い、時にゼイゼイして呼吸が苦しくなったりします。症状は5~7日程度でピークを越えますが、咳は2~3週間続くことがあります。生後1歳までに半数程度、2歳までにほぼ100%の子どもが感染すると言われています。時に症状が強くなり、細気管支炎や肺炎へと進行することがあります。
診断はどのように行いますか?
症状、周囲の流行状況に加えて、鼻汁による迅速検査で診断します。検査の対象は主に1歳未満の児で、検査の結果は概ね15分程度ででます。
  • 入院中の患者
  • 1歳未満の患者
  • パリビズマブ製材の適応となる患者

上記に当てはまらないで検査をご希望の場合には、自費診療(検査費、診察費、処方代を合わせた金額)となりますのでご注意ください。1歳未満に検査の適応が限られているのは、1歳未満でRSウイルス感染症にかかると重症化する可能性があるためです。ご理解いただければと思います。

治療方法について教えてください
RSウイルスに対する特効薬はありません。対症療法(解熱剤、咳や痰の症状を和らげる薬など)を主に行っていきます。水分がとれない時や、呼吸が苦しい時には入院することもあります。母乳やミルクの飲みが悪い、胸やお腹をぺこぺこする呼吸をしている、顔色が悪いなどの症状があれば早めに来院なさってください。

じんましん

じんましんとは何ですか?
かゆみを伴う一過性の膨らんだ発疹で、蚊に刺されたときのような皮膚の盛り上がりと似ています。大きさ、出てくる場所、形は様々で、急に出現して数時間で消えます。
じんましんの原因は何ですか?
食べ物との関連を心配されるご両親が多くいらっしゃいますが、原因はさまざまで多くは原因不明です。かぜや疲れなどをきっかけに起こることがあります。小児では一過性の感染症によるものが多いとされています。また「暑い」「寒い」なども温熱刺激がきっかけとなり、お風呂の後にじんましんが出現するというエピソードをよく聞きます。じんましんが出た状況から原因が分かることもあるので、じんましんが出る状況を記録しておくことが大切です。
じんましんは検査をする必要がありますか?
ガイドラインでは、臨床的に病型を絞り込むことが大切であり、全てのじんましん症例に一律にアレルギー検査などを行うべきではないとされています。外来で「じんましんが出たので、検査を希望します」という相談をよく受けますが、小児ではほとんどが感染症などによる一過性のものなので、検査は推奨されません。ただし、一部検査をして原因が分かることもあるので、症状出現時にはご相談ください。
じんましんの治療について教えてください
かゆみが軽い場合は冷タオルなどで冷やすことにより、症状が軽くなることがあります。かゆみが強かったり、全身にじんましんがでていれば病院を受診し、かゆみ止めの薬(抗ヒスタミン薬)の内服を行います。繰り返し症状が出現するようなら、一定期間、薬の内服が必要になることがあります。体が温まると症状が悪化することがあるので、運動は控え、入浴は入るとしてもぬるま湯で短時間にしましょう。

頭部打撲

どのような時に病院を受診すればいいですか?
頭をぶつけてから少なくとも24時間は子どもの様子が変わらないか注意してください。1歳以下で90cm以上、2歳以上で150cm以上の高さから落ちた場合は特に危険な場合があります。以下のような症状には注意が必要です。
  • 意識がおかしい
  • けいれんをおこしている
  • 呼びかけてもぼんやりしている
  • 出血が止まらない

※これらの症状の時は救急車を呼びましょう

  • 顔色が悪くぐったりしている
  • 繰り返し吐く
  • 頭痛ががだんだん強くなる
  • 不機嫌でぐずり方が激しい
  • 普段寝る時間ではないのによく眠る

※これらの症状の時はなるべく早めに病院を受診しましょう