新型コロナワクチンについて
こどもの新型コロナウイルス感染症について
これまで、こどものコロナ感染による重症化は少ないと考えられてきました。実際、小児のコロナウイルス感染症の95%以上は軽症とされています。しかし、クループ症候群、けいれん、肺炎、小児多系統炎症症候群、脳症、心筋炎などの重症例が報告されています。
国内における10歳未満、10歳代のコロナウイルス感染症による死亡数はオミクロン株流行前の2021年末においてはそれぞれ0例、3例でしたが、オミクロン株流行後の9か月で、それぞれ21例、10例の死亡が報告されました。2022年9月時点で、20歳未満における累積死亡者数は31例まで増加しています。
これらの状況を踏まえ、当院でもコロナウイルスのワクチン接種を開始することと致しました。詳細については小児科学会のホームページもご参照下さい。